心拍変動パラメータ表示
自律神経計測システムは、自律神経系の機能性の指数としての心拍感変動を測定します。
刻々と変化する心拍間隔を高度に洗練された方法で分析する事により、交感神経と副交感神経の量的測定を正確に行う事ができます。
5分間の心拍テストで簡単に自律神経のバランスを計測する事ができ、パソコンのモニターでどなた様にもわかりやすくグラフで表示されます。また幅広い範囲でご利用頂けますので様々な分野で活用できます。
ソフトウェアは、ヨーロッパ心臓病学会と北米ペーシング電気生理学会(The European Society of Cardiologyand The North American Society of Pacing and Electrophysiology)によって提唱された短時間心拍変動解析の数学的プロセスを採用しています。
心拍変動パラメータ表示(時間領域パラメータ)
HRT(心拍数) | テスト期間中の全心拍数の平均値。HRTは1分間の心拍数(BPM)で測定される。 |
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MeanNN(NN間隔平均) | テスト期間中の全拍動感覚値を平均したもの。NN平均値は、1/000秒単位で測定される。 |
SDNN(NN間隔標準偏差値) | NN間の標準偏差であり、NN間隔の分散の平方根である。 |
RMS-SD(隣接NN間隔標準偏差) | 連続して隣接するNN間隔の標準偏差で、隣接NN間隔の分散の平均の平方根である。 |
下記はハートリズムスキャナーPEのみの指標です。
pNN50(心拍間隔の割合) | テスト期間中の全心拍数の平均値。HRTは1分間の心拍数(BPM)で測定される。 |
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TI(緊張指標) | 基本的に精神的ストレスが原因でおこる自律神経調節メカニズムの機能的緊張指標。 |
心拍変動パラメータ表示(周波数領域パラメータ)
Total Power(TP=トータルパワー) | 短時間(5分間)テストにおける周波数0~0.4Hz(VLF,LF,HF)のパワースペクトルのトータルパワーの計算値である。 |
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VLF(超低周波) | 基本的に精神的ストレスが原因でおこる自律神経調節メカニズムの機能的緊張指標。 |
HF(高周波) | 0.15~0.4Hzの周波帯のパワースペクトルである。 |
LF/HF比 | LF(低周波)とHF(高周波)のパワーの比率。この値は、交感神経と副交感神経の全体のバランスを表す。 |
LF Norm(LF補正値) | LF Norm=(LF) /(トータルパワー - VLF)×100 |
HF Norm(HF補正値) | HF Norm=HF/(トータルパワー - VLF)×100 |